IT系女子ログ

4年目Webデザイナーが気になる、デザインやコーディング中心の話。

やさしいメディアリテラシー講座

いよいよ就活が解禁されましたね。就活生は、将来への期待や不安を始め、簡単に言い表せないほどの複雑な感情がそれぞれに渦巻いていることだと思います。

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就活をする上で情報収集は、結果を大きく左右する必要不可欠な力のひとつです。
情報があふれている昨今、情報を適切に読み解き活用できる力、"メディアリテラシー"を身につけておくことが大切だと、良く言われています。
メディアリテラシーを身につけることで、就活を有利に進める手助けになるでしょうし、社会人になってからもとても役立ちます。

しかし、ただ闇雲に新聞を購読してみたり、なんとなくネットニュースを読んでみるだけでは、すぐに情報を活用できる力は身に付きません。まずは情報を正しく読み解く知識が必要です。
そこで、現在無料で開講されている講座をおすすめします。


メディアリテラシー-情報の収集と発信- | gacco

※閉講日:2015年4月22日(水)23時59分
(閉講日以降は動画が視聴できないことがあります)

大学講座をネット上で無料受講できるgacco(ガッコ)というサービスの中の講座です。大学生、院生、新社会人を主に対象にしています。朝日新聞社の方が講師なので、メディアの中でも新聞、さらに朝日新聞を主に使用した講義ですが、基礎的な内容なので汎用性がありますし、なによりとても分かりやすいので気軽に受講しやすいです。
また、情報収集だけでなく、小論文やプレゼンのコツといった情報を発信する力の講義もあるのが嬉しいところです。私は社会人になって数年経ちますが、新聞を毎日読んでいる訳ではないし、メディアリテラシーも理解できていません。時事ネタなど、たまに周囲の会話に付いていけないときがあり恥ずかしくなりますし、焦ります。講義を受講し終えたらこれを機に、情報収集の方法や継続する工夫も考えたいですね。

閉講日の4月22日以降は講座の視聴ができなくなることがありますが、ビデオや字幕をダウンロードも可能なので、お時間の取れない方はダウンロードしておくのも良いですよ。

 

さて、現在Week1の講義を受講し終えたので、こちらでレポートを残しておきたいと思います。

"情報"とは

普段私たちはテレビ、新聞、インターネットなど様々なメディアから情報を得ています。
情報とは何でしょうか?

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例えば、家族で旅行に行くことになりました。泊まりたいホテルはどちらですか。
Aホテル、Bホテル。2つあります。さあ選んでください。
と言われても困りますよね。Aという文字、Bという文字どちらが好きか。それくらいしか情報がありません。
人は情報がないと行動ができない、また情報を元に判断して行動します。
情報を元に判断する場面は、「天気予報が雨だったので傘を持っていく」とか「レストランでメニューをみておいしそうな写真と手頃な値段から食べたいものを注文する」とかのように日常生活はもちろん、人生の節目の決断にも情報が必要です。
「どの学校を受験するか」、「どの会社を受けるか」、「どの家に住むか」、「どんな人と結婚するか」などなど、情報の重要度は増します。

情報に必要な要素を3つあげてみました。
正確さ、新しさ、多様さ。これらがとても大切です。
情報が間違っていると正しい行動ができません。情報が古いと、今は役に立たないかもしれません。情報が少ない時や偏っていると決断しづらいです。
ただし、情報の量が多すぎて整理されず情報の洪水に溺れてしまい身動きがとれない、かえって混乱してしまうことがあることも覚えておきましょう。

新聞で情報を上手に読み解く、収集するコツ

メディアの特性
 新聞テレビネット(スマホ
長所  信頼性が高い 映像や音で伝えるからリアル 情報が速い
保存しやすい ながら視聴でも情報が入る 検索しやすい
一覧しやすい 影響力がとても大きい 情報を共有できる
短所  情報が半日遅れ 情報が残らない 信頼できるか不明
噂やデマも
文字が多い 大げさに伝わる 情報量がとても多い
古新聞が溜まる テレビの前にいないと伝わらない つながらないと使えない

メディアの良い悪いを言っているのではなく、それぞれに特性があるので、理解した上で上手に使いましょう。

メディアの中でも新聞を読み解くコツについてお話ししたいと思います。
新聞には見出し、リード、本文と逆三角形の用に重要度の段階があります。見出しが一番重要です。本文は、興味のあるもの、深く知りたいものだけ読めば構いません。
また、新聞を性格、簡単に読み解くコツとして、『5W1H』を押さえる方法があります。Who(誰が)、When(いつ)、Where(どこで)、What(何を)、How(どのように)を記事の前の方から押さえていくと、簡単に速く正確に押さえてくことができます。

新聞は忙しいときは一面に概要がギュッと詰まっていますのでそれだけでもなんとなく把握できます。さらには5分パラパラっと全体の見出しだけ読んでいけばだいたい40ページくらい読めます。もう少し時間のある日は、気になった見出しのリードを読んでいきましょう。さらに詳しい内容は本文に書いてあります。
新聞にはどのくらいの量の文字があると思いますか。朝日新聞の朝刊は記事だけで17万字、新書2冊分の量の文字があります。沢山の記事の中から、知らないことに出会え、興味を掘り下げることも出来ます。さらに知りたい場合はネットで検索するといいでしょう。f:id:tosssaurus:20150308162636j:plain

自分の意見の鍛え方と正解のない課題への対応

事実と意見は違います。事実と意見を読み違えると、情報を正しく得ることができません。たいてい意見を言う前に事実を示すので、事実が前に書いてある場合が多いです。どれが事実でどれが意見かを考えながら読んでいくことはとても重要です。

また、社会に出てからは正解のないことに意見を求められます。その際必要になるのは自分の意見を伝えることです。企業は考える力のある人を求めています。自分の意見を鍛えるには、普段から考えながら新聞を読んだり周囲の出来事に向き合ったりする必要があります。人の意見に接して、自分の意見を膨らませていくことも鍛えることに有効です。

正解のない課題への対応について述べたいと思います。

世の中常に刻々と変化しています。今勉強している内容も、世の中が変わってしまえば陳腐化してしまったりすることもあるでしょう。

慶應義塾大学の清家塾長はシンポジウムでこんなことをおっしゃっていたそうです。

「学生に身につけてほしいのは、どんなに技術市場が変化しても有能であり続ける力。課題を見極めて仮説を立て、客観的な方法で検証する。そして結論を導く。
つまり自分の頭で考えること。その力を養うのが勉強だ」と。

これから将来活きてくるのは、その課題解決の手法やプロセスということなのです。これこそが皆さんが今学んでいることで、絶対に将来に活きます。
正解はありません。でもそのプロセスは皆さん知っているはずです皆さんの研究、勉強を将来に活かしてください。

ネットで確かな情報を得る

新聞、ラジオ、雑誌など色んなメディアのある中でも、インターネットから正しく適切に情報を読み解く力のことを"インターネットリテラシー"と言います。

ネット情報の特徴
 メリットデメリット
検索エンジン
(Googleyahoo!...)
世界のウェブページから該当情報がリストアップされる 表層Webしか検索にヒットせず、深層Webが排除されがち
無料ニュース
(グノシー、スマートニュース...)
新聞各紙の情報を無料で比較することができる 一定期間で削除される 無料で見られる範囲の制限がある
Wikipedia 誰でも自由に編集可能 誤った内容が含まれるリスクがある
ソーシャルメディア
(FacebookTwitter...)
意見の発信や共有がしやすい 個人情報漏洩のリスクがある 炎上などトラブルに巻き込まれることがある

これは、どれが良い悪いということではなく、それぞれに特徴があるということです。特徴を理解した上で上手に活用することが大事です。

インターネットリテラシーで大事なことを4つご紹介します。
情報の収集、判断、発信、自衛について具体的にご説明したいと思います。

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収集

有料・専門データベースは検索エンジンにヒットしない情報がたくさんあり、比較すると、有料・専門のデータベースは検索エンジンの情報の約500倍あると言われています。まずは、このことを知っておくことが大切です。
もうひとつ大事な要素は、有料なので責任を持って編集されているので信頼性が高いのに比べ、検索エンジンは世界中の色んな情報がヒットし、その中には意図的に嘘の情報を発信しているケースも多分にあるので、より信頼性を見極める必要があります。

判断

信頼性のあるサイトを判断するコツは、

ドメイン、日付、作成者をチェックしてみましょう。

ドメインとは、例えば「http://◯◯◯.com」のようにブラウザ上部のテキストエリアに入力すれば見たいサイトにアクセスできる、インターネット上の住所のようなものです。ですので、世界に同じものはひとつしかありません。
よく見るドメインの後ろに、co.jpとかne.jpとか書いてありますが、このお決まりの記述のことをサブドメインといいます。郵便番号のように、世界中の住所をある程度地域や種類によって仕分ける為のものです。
go.jp(政府)、ac.jp(教育)、co.jp(会社)がドメインについているサイトは比較的信頼性の高いサイトだと言えます。一方、ne.jpや.comなどは色んなサイトで使用でき、使用量も安価なので信頼性の低いサイトでも使われています。

日付を見ることで、情報の新しさが判断できます。いくら正確なものでも、古い情報であれば現在は役に立たないかもしれません。情報の新しさはとても大切です。
記事やサイトの作成日、更新日を確認するようにしましょう。もし日付が明記されていないのであれば、それだけで信頼性の低いサイトと判断する要素になり得ます。

作成者もとても大切な情報です。それが明記されているかいないかで信頼性は違いますし、信頼できる人物なのか判断することも大切です。

発信

ネットは発信機能が優れていて、最大の特徴のひとつでもあります。
しかし、同時に大きなトラブルを引き起こしたり、巻き込まれたりするリスクのある要素でもあります。
著作権侵害、プライバシーの保護、迷惑行為について知っておくことがとても大切です。

コピペ(コピーしたものをそのままペーストすること)したものをそのまま発信していませんか?画像や記事など、著者の同意を得ずに発信している場合は著作権侵害にあたる可能性があります。友達の顔が確認できる写真についても同様です。同意を得ていなければプライバシーの侵害、肖像権の侵害で処罰の対象になり得ます。
また最近話題になったのが、コンビニなどのお店で冷蔵庫に人が入ったりしてその情報の写真が拡散したようなケースがありました。アルバイトの方が発信し、炎上し閉店を余儀なくされたお店もいくつかありました。会社にとっては大変な損害で、実際に損害賠償を請求され裁判になる事例もたくさんありますので、注意が必要です。

自衛

スマホが大変普及していますが、スマホ特有のトラブルもたくさんあります。
カフェなどで無料の無線LANWi-Fi)が使えます。非常に便利ですが、無線LANは自分以外の不特定多数の人も同時に同じ回線を共有して使用できるという仕組みです。実際に無線LANに接続しながらパスワードや名前、住所、カード番号など入力するとそれを読み取られたり盗み見られたりして、被害にあうという事例もあります。
また、よく理解せずにダウンロードしたアプリが実はウイルスに侵されていたり、安易なパスワード管理をしていて簡単に見破られたりと、セキュリティには気をつけなければなりません。また、自己責任で対策することが被害にあわないようにする第一歩なので、リスクを知った上で上手にネットを活用することが大切です。

世の中はつながっている

2008年にアメリカの証券会社一社が倒れたことにより、リーマンショックが起こり世界中に波及しました。その結果日本の就職内定率がガタ落ちし、"超氷河期"という言葉が生まれる程、状況が悪くなりました。

2010年に中国のGDP国内総生産が日本を抜き第2位になりました。中国が大国になったことにより影響力を持ち、尖閣諸島の問題で大規模な反日デモが行われるなど、日中関係も不安定になってきました。

2014年にロシアがクリミアを編入してしまう事件が起きたことにより、世界の秩序が揺らいでいます。

中東では戦後長い間紛争が起きていまして、常に不安定な状態のなか、最近イスラム国問題が起こっています。イスラム国が、中東の各地域を事実上、強制的に選挙していることにより世界中の国々が脅威を感じています。欧米各国から若者がイスラム国の軍隊に参加しているということが問題になっています。戦争を経験した若者が自分の国でテロを引き起こしてしまうこもしれません。さらには日本に波及することも十分にあり得ます。

海の向こうの出来事は実は、日本の私たちの暮らしに直結してるということを是非考えてください。人ごとではない、自分も関係する問題だと考えてください。
容易に解決できる問題は多くはないですが、一人一人が関心を持つことが解決への第一歩となります。

レポート(テーマ:インターネットリテラシーについて)

以前、ネット上で顔や住所などの個人情報が簡単に晒されてしまうことが非常に問題だと思う、と記事にしました。


ネット上に個人情報を晒すことについて思うこと - IT系女子ログ

インターネットは匿名性がある程度あるので、気軽に情報発信できる面白いメディアです。一方、知識のある方が少し調べれば、ログや位置情報は簡単に確認できますし、不用意につぶやいていた個人情報などをかき集め分析すると、あっさり自宅住所、勤務先、名前などまで暴かれてしまいます。大変便利な反面、リスクも本当に大きいものです。

今やスマホはコミュニケーションから、勉強や仕事での取引まで、多方面を支える機器となっているので、一部の学校で行われているスマホの使用を一切禁じる、断食のような対策は違和感を感じます。既に、世の中はスマホを重視して動いているのです。スマホを使わずとも生けていけるのは確かですが、スマホが当たり前の世の中になっているので、社会的情報の格差など、やはり出てきてしまうでしょう。
世の中の流れを汲み、何ができるのか、何が危険なのかを知らせる=教育する環境が必要なのでは、と思います。情報リテラシーの授業を小学校から導入しても良いと思います。また、年齢に応じて、例えば高校で、大学で、入社時などで何度も勉強する機会を設けるのも良いかと思います。
自己責任だから各自が勉強しろと言われればそれまでですが、それにしてもまずリテラシーが必要だと認識出来なければ、自分で対策も出来ませんよね。
JTの喫煙マナー向上キャンペーンのように、ネットマナー向上キャンペーンを警察や国などが行って頂ければ、リテラシーを身につける行動も起こり、トラブルも減ってくると思います。


「ネットリテラシー」診断テスト | R25スマホ情報局


iPhoneのプライバシー系の設定を見直してみた - IT系女子ログ

参考に見ておきたいサイト


メディアリテラシーを身につけるために大切にしたい考え方 - 脱社畜ブログ


ITリテラシーの大切さを改めて考えるのに相応しい良記事をご紹介(山本一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース


情報リテラシーが低い人は人生を損している。でも当人達はそれを知らないという現実 | ラブグアバ

インターネットリテラシー マナー向上事例集(pdf)

 

国立国会図書館―National Diet Library


国立国会図書館って、いったいどんな本があるの? - Excite Bit コネタ(1/2)