IT系女子ログ

4年目Webデザイナーが気になる、デザインやコーディング中心の話。

フリービジネスがなぜ数千億円の利益をもたらすのか?

 

この間、TSUTAYAでフラフラしていると、面白い本を見つけました。
表紙には

パズドラ・LINE・リブセンス・FacebookAmazonTwitterGoogle・アップル……

と、そうそうたるIT企業の大手の名が連なっています。
さらにミニマルな書籍デザインといい、雑妙な薄さといい、電車で読むのに丁度いいサイズ感だったので迷わず購入しました。

まいにち見るのに意外と知らない IT企業が儲かるしくみ

まいにち見るのに意外と知らない IT企業が儲かるしくみ

  • 作者: 藤原実
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2014/03/11
フリービジネスの言葉はなんとなく知っていましたが、正直説明できるほど理解していませんでした。本書を読み終えて、フリービジネスで要となるのは、
  • 利用者の多さ
  • 品質の良さ
  • 上手にお金を払ってもらうしくみ
以上3点だと思いました。

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利用者をものすごく増やすためのキーワード、"ネットワーク外部性"を、本書で分かりやすく説明されていたので引用してご紹介します。
 
本書p.74から
ちょっと古いですが、FAXを例に考えてみましょう。
FAXを最初に設置した人の便益は明らかにゼロです。送る相手がいませんし、送ってくれる相手もいないからです。2人目の設置者には、「1人目の設置者と送受信ができる」という便益があります。この便益を、設置に伴ってからかかる費用と比較して、実際に設置するかどうかを決定することができます。
同様に、3人目の加入者は、先の2人と送受信できるという便益と設置の費用とを比較して、実際に設置するかどうかを決定することができます。このように、加入者数が増えれば増えるほど、1利用者の便益が増加し、ますます利用者が増える、という現象が「ネットワーク外部性」です。新規加入者にとっての便益は、既存加入者の数に依存するために、加入者数が少ない間はなかなか普及しません。しかし、加入者数がある閾値を越えると、一気に普及します。

これは、FacebookやLINEにそのまま置き換えることができます。Facebookを利用する人が増えれば増えるほど、Facebookを利用する価値が高まります。その結果、まだ使っていない人も、その価値を享受したくて参加してきます。満足してくれているユーザーは、どんどん勝手に口コミして広めてくれます。ソーシャルメディアでシェアしてくれます。したがって、ますます友達、知人にすすめることになるわけです。

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まいにち見るのに意外と知らない IT企業が儲かるしくみ

まいにち見るのに意外と知らない IT企業が儲かるしくみ

  • 作者: 藤原実
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2014/03/11
IT市場は、全世界を市場にできる可能性があるので、利益もその分生み出せる可能性があること、また、初期費用が比較的少なくすみ、小さく事業を始められ、規模も柔軟に変更できることが大きなメリットです。
ただ、専門的で高度な知識が必要ですし、必要な知識も短いスパンで変化してしまうので続けることは簡単でありません。
とても可能性のある、面白い業界です。
 
フリービジネスと言えば、あの分厚くて青いペーパーブックですよね。
一度読むのを断念したのですが、もう一度開いてみます。

 

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

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